『12月は工事中だったね。』
『そうそう。地下を増築して『書庫』を作ったそうだよ。』
『そうこうしている間に、新年になっちゃって。あらためて、あけおめ~。』
『あけおめ~。』
『ここの書斎は、ハリー氏の常連客が多いよね。みんな顔見知り。』
『僕らも、増築した『書庫』に行ってみないか。』
『OK。VIPルームと違って、チケットでなく、「閲覧許可証」を発行してくれるみたいなんだ。』
『発行も、以前のチケット購入より、簡単らしいよ。』
『よーし。じゃあ、まず、「閲覧許可証」を発行してもらおう。』
『ここで、発行するらしい。』
『ゲット!ゲット! 簡単だね。』
『1カ月間分有効らしい。すると、「2016年1月分」は、なんでも閲覧できるということだよね。』
『許可証に書いてあるけど、有効期間は永遠ね。でも「閲覧できる記録書類は許可された1か月間分」だけ。そういうことよね。』
『よしよし。みんな発行してもらった? じゃあ、みんなで『書庫』へGO!』
『去年の11月で頓挫(とんざ)していた『ナゾの動画』についての記録書類もあるかもしれないよ。』
『しょっしゃ。この階段を下りて、まず地下に行こう。』
『このドアがそうらしい。入ってみよう。・・・・・・・・・・・・・』