「マークシート式テスト」を考察-4

続き)

前回から1週間たってしまい、「中座」してしまった。

こういった場合、どこまで書いたか、何を書いたか、何を書こうとしていたか。

自動車が、同じ速度で走行するより、「エンジンを掛ける始動」と「ブレーキを掛ける停止」の方が「力が必要」と同様だ。

もっと簡単に言えば、「月曜日は、エンジンがかかりにくい」

で、加えて、本日、月曜日。

「インターバル」&「月曜日」で、読者も「少し興ざめ」したと思うが、話を続けることにする。

 

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次に、マークシートの回答例

B君に出された問題と解答とする

問題Ⅰ  ———– ——— (略)——— である。

以下の選択肢から該当するものを回答せよ。

解答1.   A

2.  AとB

3.  CとD

4.  AとC

5   B

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特徴的なのは、

 

★「複数回答」の場合でも、必ず「1つだけ正解」という形式

・この例の場合、「2つ複数回答」×3個  「1つ回答」×2個

→このことから、「受験者は、正解は、2つあるかもしれないと、解く前から予想可能。

→選択肢に、「3つ正解」がないので、「1個か2個の回答」と推測。

→「複数回答」が3つあることから、「答えは2つ」の可能性が高いと、「選択肢」だけからでも、推測可能。

☛つまり、解く前から、「選択肢」を見ると、「正解の方向性がある程度把握できる」

———–

★「選択肢の内容」を見ると、さらに「正解へ近づく?」

→「2つの複数回答」が3個  「1つの回答」が2個なので、「複数回答」があやしい。

→「AとB」が多い。ことから、「AとB」があやしい。

→「D」が回答に含まれる可能性は、まずない。

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★「複数回答」の場合、「1つだけ正解」しても、得点にならない。

→これは、マークシートに限ったことでないが。

→「1つ正解」しても、「残りの1つが不正解」の場合は、「得点ゼロ」

→つまり、「中間点なし」

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これとは、対照的に、次のような設問はどうだろうか(ハリー独自作成)?

 

C君に出された問題と解答とする

 

問題Ⅰ  ———– ——— (略)——— である。

正しいと思うものを、マークしなさい。(ただし、1つとは限りません。)

 

 A  B  C  D  該当なし

解答         ○  ○  ○  ○  ○

C君の回答例    ●   ○  ●  ○  ○

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同じマークシートだが、この問題の特徴は

★正解が、「1つ」あるか「2つ以上」あるか、「ない」か、わからない。

→正解の可能性は、「選択肢5つ」でなく、「かなりな組み合わせ」が可能。

 

★複数解答の場合、「中間点」も「得点」となる。

→例えば、「正解がAとB」の場合、C君は、「A]は正解しているが、「C]と回答しているので、「正解は半分だが、中間点」がもらえる。

→完全な正解でないが、「Aを正解したことが評価される」

★「受身でなく、攻撃的な回答方法」

→回答が、何個あるかわからない。

→中間点も評価。

→完全をもとめなくてもいい。

続く)