「マークシート式テスト」を考察-2

続き)

 

つまり、「センター試験」は、大学受験において、「かなり重要」である。

最近では、日本における大学進学率が高く、えり好みさえしなければ、大概が大学に進学できるが、「大学卒」という肩書だけでは、「就職難」のご時世で、「決定打」にならない。

我々の時代は、大卒女子を除いて、「大学卒」であれば、大概は、どこかの企業に就職し、日本の過去の慣習である「終身雇用」で、定年まで安定&安泰の「レール」が敷かれていた。

ただし、「大学に入るのが大変」で、「受験戦争」と呼んでいた。

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つまり、現在は、「大学に行って当たりまえ」。

それは、「ほとんどの若者がセンター試験を受験する」を意味してはいないだろうか

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我々の時代は、「国公立大学に進学希望のみ」が受験した。私立大学は、未参加。

当時の大学進学率は、「???」だが、せいぜい30%くらいだったんじゃないかな??

その進学率で、国公立大学進学は、40%くらいと仮定すると、我々の世代で、「共通一次(=センター試験)」の洗礼を受けたのは、同世代の10%以下くらいなんじゃないのか

 

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詳しくは分からないが、現在では、「私立大学」でも、「センター試験」の結果を、「合否の基準」としている大学があるとかないとか。

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「現在の若者が大学を受験するためには、センター試験を避けられない」という事実。

過去30年間の「マークシート式テスト」が、徐々に浸透して、「絶対に避けられない試験」として、「若者の性格形成」に「多大な影響」を与えてきたと考えられないか。

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もちろん、国家公務員試験や運転免許など「マークシート式」は、いろいろあることは確かだが、大きく違う点は

 

★大学受験であることで

・若者(18歳前後)が受験する

・一生を決める?大事な試験

・必死で受験(小学校からの勉強の集大成)

・最終的な学歴が決まる

・将来の方向性に大きく影響

・就職に大きく影響

★結果、「若者の人格生成」に「大きく影響」

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能書きはこのへんで、実際の「マークシート式テスト」を考察してみよう。

 

プロセスは、次による。

 

Ⅰ「マークシート式テスト」を具体的に考察

 

 

Ⅱ「マークシート式テスト」を受験することで「形成される」と考えられる「性格」

 

 

Ⅲ「マークシート式テスト」を要求する「社会」&「弊害」

 

 

続く)