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「マークシート式テスト」を考察-5

続き)

『懺悔室』での「容疑者への尋問」が始まったため、『書斎』での滞在時間が短くなってしまった。『懺悔室』を設置しなければならなかったことは、ハリーの責任でなく、すべてはレクターの悪行のためだが。

本来書きたかった『書斎』や『リビング』にも、顔を出すように努力することにしよう。『懺悔室』は、ハリー本人にもストレスがかかってしまうので、長時間連続は、体にもさわるので。

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だいぶ長い間「中座」してしまった「マークシート」についての言及は、「要点のまとめ」て、深く掘りさげないことにしよう。「9つの性格」の「余談が、派生して、拡大しすぎた」。余力があるときに、再考することにして、今回は、「要点提示」的に、軽く触れることで、「まとめ」としてしまおう。

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Ⅰ「マークシート式テスト」を具体的に考察

Ⅱ「マークシート式テスト」を受験することで「形成される」と考えられる「性格」

Ⅲ「マークシート式テスト」を要求する「社会」&「弊害」

の流れで考察つもりだったが、Ⅰの「具体例」で「中座」。

ここまででしたね。

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ハリー独自作成したマークシートのC君への問題。

ここを少しだけ補足して、先に進もう。

この問題形式だと、

★「正解の数がわからない」

★「正解がないかもしれない」

★既成のマークシートの問題形式に比べて、「攻撃的」な回答。

★得点カウントの際に、「完全な正解で得点する」か「途中回答で得点する」かが、問題となるが。

→たとえば、「答えが2つある」場合

⇒「3つ答えた場合に得点がゼロ」か「途中加点されるか」の意味。

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Ⅰはこの辺にして、話を進めることにする。

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Ⅱ「マークシート式テスト」を受験することで「形成される」と考えられる「性格」

 

思いつくまま書き出すと(読者も同時に考えてほしい)

 

★「正解はひとつ」である。

★「正解以外は、間違い」である。

★「答えが必ずある」。

★「プロセス」が「軽視されがち」

★「所与」である。→「答えが既に与えられている」ということ。

★「中間点がない」

→「○」か「×」か。「△」では、得点されない。

★「偶然に正解」(20%の確率)することもある。(選択肢が5つで回答が1つ)

★「他の細かいところにも細心の注意が必要。

→「解答欄を間違えてマークする」と「大変なことに」

★「記入間違い」をしないために、「分かるところからでなく、問題1から回答する傾向が」

→問題5→問題2→問題8 などランダムに回答すると、「マーク記入間違いしてしまうかも」

→時間ぎりぎりの問題の場合、「マーク漏れや記入間違い」がわかると「焦る」可能性が。

問題形式が「受身」である。

→筆記式に比べると、「答えを見つけ出す」というよりも「答えを探す」傾向が。

★問題形式が「結果ありき」である。

→筆記形式では、「受験者の理解度や進捗度がわかる」が、「マークシート」だと不明。

★「加点式」でなく「減点式」傾向がある問題形式

→筆記式では、「中間点」が与えられる→「加点される」⇒「加点の合計」が得点

→マークシートは、「結果のみ」⇒「不正解では全く得点できない。」

★「採点者」が「コンピュータ」

→「画一的」採点方法。

★テスト結果を「自分で自己採点」

★その後の「志望校」を「偏差値」で「判断&分析」

→「番狂わせ」がほとんどない?

→堅実?

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こんなところか?

このようなマークシート式のテストを「大学受験で採用」

現在は、詳しく知らないが、聞いたところでは

「全ての国公立の大学」「・一部の私立大学」で採用。

これで、「全国的なレベルでの偏差値が、1回の試験で決定」してしまう。

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ハリーの時代には、「国公立大学のみが実施」した。

最近では、私立大学の参入しているとか?これってどうなんだろう。

東大や京大クラスの「センター試験を足切り程度」にしか使わない大学は別として、一般の大学は、「センター試験の比重が多い」。

「センター試験」で失敗したら、「二次試験で挽回できない」

ハリーの時代は、こんなんだったが。

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受験生とすれば「センター試験」と「二次試験」の「比率が問題」となるのだが。

現在では、どうなっている?

「二次試験で逆転なし」の「センター試験」?

 

続く)